ふわふわする感覚をイメージしたぼやけた木漏れ日

体がふわふわ揺れているような、地に足がつかないようなめまいが続く。内科や耳鼻咽喉科の検査では「異常なし」と言われたものの、症状が残っている。そのようなめまいにはさまざまな原因があり、自律神経の働きが関わる場合もあります。この記事では、最初に見逃してはいけない危険なサインを確認したうえで、回転性・浮動性というめまいのタイプの違い、自律神経が関わる場面、ご自宅でできるセルフケア、受診先の選び方を順に紹介します。

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の病気の診断や治療を行うものではありません。未受診の方、症状が変化した方、生活への支障が続く方は、セルフケアだけで様子を見ず、医療機関へご相談ください。

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おかげさまで多くのご予約をいただいており、施術中はお電話に出られないことがございます。お手数ですが、その際は次のいずれかでご連絡ください。

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めまいの経過を記録するためのノートとペン
めまいの感じ方、続く時間、起きる場面、伴う症状をメモして受診時に伝えましょう。

まず確認:危険なめまいの見分け方

セルフケアの話に入る前に、最初に確認していただきたいことがあります。めまいのなかには、脳卒中など緊急の対応が求められるものがあるという点です。

日本めまい平衡医学会は、脳卒中によるめまいでは、めまいのほかに次のような症状を伴っていることが多いと説明しています(出典:日本めまい平衡医学会 めまいQ&A)。

  • 言葉の障害(ろれつが回らない)
  • 運動や歩行の障害
  • 感覚の障害(手足のしびれ・触っても分からない)
  • 物が二重に見える
  • 激しい頭痛
  • 意識の障害・飲み込みの障害

しかも、こうした症状はめまいと同時ではなく、前後して現れることもあるとされています(出典:日本めまい平衡医学会 めまいQ&A)。厚生労働省の情報サイトも、片方の手足や顔の半分が動かなくなったりしびれたりする、ろれつが回らないという「腕」「顔」「言葉」の症状が現れたら「様子を見てはいけません」として、すぐに救急車を呼ぶよう求めています(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット 脳血管障害・脳卒中)。当てはまる症状がひとつでもあれば、この記事を読み進める前に、直ちに医療機関へご連絡ください。

上のサインがなくても、初めて経験する強いめまい、立てないほどのめまい、長く続くめまいは自己判断せず、医療機関へ相談してください。受診までの間に、ご自身のめまいの感じ方や伴う症状を整理しておくと問診に役立ちます。

回転性めまいと浮動性めまいの違い

ひとくちにめまいといっても、感じ方は人によってさまざまです。日本めまい平衡医学会は、めまいを大きく、周囲や天井がぐるぐる回る「回転性めまい」と、体がふらつく「浮動性めまい」の2つに分けて説明しています(出典:日本めまい平衡医学会 めまいQ&A)。

回転性めまい(ぐるぐる回る)は耳由来が多いタイプ

天井がぐるぐる回るように感じるのが回転性めまいです。同学会によると、回転性めまいは内耳からくることが多く、難聴・耳のつまった感じ・耳鳴りなどの聴覚症状を伴うことがあります。急に起こったときは、部屋を暗くして安静に横になるとかなり楽になるともされています(出典:日本めまい平衡医学会 めまいQ&A)。聞こえの症状を伴う場合は早めの対応が必要とされているため、できるだけ早く耳鼻咽喉科を受診してください。

浮動性めまい(ふわふわする)は原因がひとつに絞れないことも

体がふわふわする、まっすぐ歩けないと感じるのが浮動性めまいです。立ちくらみ・頭痛・しびれを伴うことがあり、体や頭を動かしたときに強まることがあるとされています(出典:日本めまい平衡医学会 めまいQ&A)。

日本女性心身医学会は、めまいの原因は多岐にわたるものの、内耳など末梢前庭の障害によるものが50%程度と最も多く、脳が関わる中枢性のめまいは10%程度で、原因がはっきりしないケースも少なくないと説明しています。あわせて、うつ状態や自律神経失調状態にめまいを伴うことにも触れています(出典:日本女性心身医学会 めまい)。検査で異常が見つからなくても、症状が続く場合は経過を記録し、必要に応じて再度相談することが大切です。

受診の際に症状を伝えやすいよう、次の点をメモしておくと問診がスムーズです。

  • ぐるぐる回るのか、ふわふわするのか
  • 聞こえの変化(難聴・耳鳴り・耳のつまり感)はあるか
  • どんな場面で起こるか(寝返り・起き上がり・立ち上がったときなど)
  • 1回のめまいがどのくらい続くか
  • 危険なサイン(前の章)に当てはまる症状はないか

これは病気を自己判断するためのチェックではなく、受診時に症状を正確に伝えるための整理です。気になる項目がある方は、医療機関でご相談ください。

めまいと自律神経が関わる場面

ここからは、自律神経の働きとめまいの関係について、学会の一般向け情報に沿って整理します。めまいの原因を一律に自律神経と決めるものではありません。

血流の調整がうまくいかなくなる(立ちくらみの仕組み)

自律神経は、自分の意思とは関係なく、血管などの働きを調整している神経です。日本めまい平衡医学会は、立ち上がったときには足の血管を収縮させて脳への血流を保つ仕組みがあり、これを調整する自律神経の機能が障害されると脳の循環が減少して立ちくらみが生じる、と説明しています(出典:日本めまい平衡医学会 めまいQ&A)。なお、朝礼などで起こるお子さんの立ちくらみや「朝起きられない」というお悩みは、起立性調節障害という別のテーマとして起立性調節障害の記事で詳しく紹介しています。

ストレス・睡眠不足・季節の変わり目が背景になりやすい

同学会によると、めまいで医療機関を訪れる方の問診では、過労・睡眠不足・職場や家庭でのストレスの話がしばしば聞かれ、こうしたことがめまいの背景因子のひとつになっている場合も多いとされています。また、メニエール病などの内耳性めまいの発症には、自律神経の不安定さも大きくかかわっているといわれています(出典:日本めまい平衡医学会 めまいQ&A)。

同学会は、めまいが起こりやすい年齢は一般的に40〜60歳で、女性では更年期の時期と重なること、春先や秋口など季節の変わり目に多いことを挙げています。また、低血圧や貧血、糖尿病、脂質異常症、心臓病、高血圧のある方や降圧薬を服用している方についても触れています(出典:日本めまい平衡医学会 めまいQ&A)。当てはまる項目がある場合は、持病や服薬を含めて医師へ伝えてください。

症状と生活状況を記録する

受診の際は、めまいの感じ方と続く時間に加え、睡眠時間、食事、仕事や家庭での負担、服薬の変更などを記録しておくと、背景を整理しやすくなります。自律神経に関する一般的な生活上の工夫は、自律神経の乱れの治し方でも紹介しています。

症状が落ち着いているときのセルフケア

めまいが起きている最中は、無理に動かないことが第一です。前述のとおり、急なめまいのときは部屋を暗くして安静に横になるとかなり楽になるとされています(出典:日本めまい平衡医学会 めまいQ&A)。ここでご紹介するのは、症状が落ち着いているときに生活リズムを整えるための一般的な工夫です。めまいそのものを治す方法ではありません。

ゆっくり吐く腹式呼吸

厚生労働省は、緊張を和らげる方法の一つとして腹式呼吸を紹介しています。背筋を伸ばして座り、口からゆっくり息を吐き切り、鼻から息を吸う方法です(出典:厚生労働省「こころもメンテしよう」)。めまいが強いときや、呼吸で気分が悪くなるときは行わないでください。

症状が落ち着いているときに、無理のない範囲で数回行います。転倒のおそれがあるため、立ったままではなく、椅子に座るか横になって行ってください。

生活リズムを整える(朝の光・夜更かしを避ける)

日本めまい平衡医学会は、自律神経を安定させるためには夜更かしや暴飲暴食を避けて規則正しい生活をすることが必要で、精神的な面でもゆとりのある生活がめまいの予防になると説明しています(出典:日本めまい平衡医学会 めまいQ&A)。朝は「起きたらまずカーテンを開けて自然の光を部屋の中に取り込んでください」と案内されており、体内時計を整える第一歩になります(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット 快眠と生活習慣)。日本女性心身医学会も、生活リズムの安定や休養、睡眠の確保に努めることを大切な点として挙げています(出典:日本女性心身医学会 めまい)。

睡眠不足はめまいの背景因子のひとつに挙げられているだけに、「そういえば眠れていない」という自覚のある方は、睡眠から整えるのも一つの入り口です。眠りのセルフケアは不眠と自律神経の関係の記事で詳しくご紹介しています。

生活リズムを整えるために朝の光を取り入れた部屋
朝の光と規則的な生活は、睡眠リズムを整えるための基本的な工夫です。

めまいは何科に行くべきか

セルフケアはあくまで土台づくりです。まだ一度も検査を受けていない方は、先に医療機関で原因を調べてもらうことを優先してください。日本めまい平衡医学会は、めまいの受診先の目安を次のように説明しています(出典:日本めまい平衡医学会 めまいQ&A)。

  • 聞こえが悪い・耳鳴りがする・耳がつまった感じがあるとき:耳の平衡器官によるめまいの可能性が高く、耳鼻咽喉科へ
  • 意識が遠のく・物がふたつに見える・ろれつが回らない・手足の麻痺があるとき:脳の障害によるめまいの可能性があり、脳神経内科(神経内科)や脳神経外科へ
  • めまいだけのとき:さまざまな病気が考えられるため、耳鼻咽喉科・脳神経内科・脳神経外科などへ
  • 突然の激しいめまいで動くこともできないとき:救急外来へ

検査を受けたのに「異常なし」と言われ、それでもふわふわするめまいが続く場合は、症状の変化や生活への影響を記録し、必要に応じて医療機関へ再相談してください。日本女性心身医学会は、器質的な原因によらないめまいに、過度のストレスが関わる場合があると説明しています(出典:日本女性心身医学会 めまい)。ただし、それだけで自律神経の乱れと決まるわけではありません。めまいのほかにも不調があり、何科に行けばよいか迷っている方は、自律神経失調症は何科を受診すればよいかを整理した記事もあわせてご覧ください。

病気の診断や薬の処方は医師が行うものであり、治療院がそれに代わることはできません。治療院への相談を検討する場合も、医療機関での検査・治療を優先してください。

札幌はるかぜ治療院でのアプローチ・よくある質問

札幌はるかぜ治療院は医療機関ではありません。めまいの診断や治療、薬の処方はできません。初回は医療機関の受診状況と症状の経過を伺い、当院で対応できる範囲を説明します。

尾池院長が自律神経を専門にした原点

尾池院長は、もともと腰痛を専門に開業しました。その後、身近な家族の心身の不調やめまい、自分自身のめまいや頭痛に向き合った経験から、自律神経の不調を専門にする道へ進みました。そのため当院では、症状の種類だけでなく、ご本人が感じている不安や日常生活で困っていることも伺います。

この経験は、めまいの原因や施術効果を示す根拠ではありません。めまいの原因確認は医療機関を優先し、当院では資格の範囲と医療機関の受診状況を踏まえて対応します。

院内情報の出典:尾池院長への取材(2026年5月)。同じ経緯は自律神経の乱れの治し方でも紹介しています。

当院で確認する3つのこと

相談時は、次の3点を順番に確認します。

段階 確認・対応する内容 位置づけ
① 症状と受診状況 発症時期、症状の変化、検査・診断・服薬の状況を伺う 未受診や変化がある場合は医療機関を優先
② 姿勢と動き 姿勢や体の動かし方を確認する 診断を目的とした検査ではない
③ 施術と生活面の相談 資格の範囲内で、あん摩マッサージ指圧、はり、きゅうの施術と生活面の助言を行う 医療と併用する選択肢

施術による反応や経過には個人差があります。施術内容や料金は札幌の自律神経専門院のご案内をご覧ください。

よくある質問

最後に、めまいについてよくいただくご質問にお答えします。回答は一般的な情報と当院で対応できる範囲をお伝えするものです。

Q. 病院の検査で「異常なし」と言われためまいでも相談できますか?

ご相談いただけます。ただし、まだ受診していない場合や症状が変化した場合は、先に医療機関で原因を調べてもらうことをおすすめします。記事冒頭の危険なサインに当てはまる場合は、直ちに医療機関へご連絡ください。

Q. 施術を受けるとめまいは良くなりますか?

めまいに対する施術の効果をお約束することはできません。原因によって必要な対応が異なるため、医療機関での評価が先です。併用する場合も、反応や経過には個人差があり、症状の変化によっては医療機関への再相談をおすすめします。

Q. ふわふわするめまいが何日も続いています。様子を見てもいいですか?

自己判断で様子を見続けることはおすすめできません。日本めまい平衡医学会は、ゆっくり始まっためまいでも長く続く場合には脳や頚椎、全身の疾患が隠れていることがあるため、詳しい検査が必要だとしています(出典:日本めまい平衡医学会 めまいQ&A)。まずは医療機関でご相談ください。

Q. 予約はどのようにすればよいですか?

ご予約はお電話またはLINEで承っています。当院は完全予約制で、院長の尾池が初回から継続まで担当します。電話で話すことが難しいときは、LINEのメッセージをご利用ください。

まとめとご相談のご案内

めまいと自律神経の関係について、要点を整理します。

  • ろれつが回らない・手足のしびれや麻痺・激しい頭痛・物が二重に見えるなどを伴うめまいは、脳由来のサインの可能性があるため直ちに医療機関へ
  • ぐるぐる回る回転性めまいは耳由来が多く、ふわふわする浮動性めまいは原因がひとつに絞れないことも多い
  • 過労・睡眠不足・ストレス・季節の変わり目は、自律神経の乱れと関わるめまいの背景因子として挙げられている
  • 症状が落ち着いているときのセルフケアは、ゆっくり吐く腹式呼吸・朝の光・生活リズムから
  • まだ検査を受けていない方は医療機関が先。「異常なし」と言われても症状が続く場合は、経過を記録して必要に応じて再相談を
札幌はるかぜ治療院の個室施術室
当院は完全予約制・個室です。医療機関の受診状況を確認してから対応します。

※ ご予約・お問い合わせについてのお願い ※

おかげさまで多くのご予約をいただいており、施術中はお電話に出られないことがございます。お手数ですが、その際は次のいずれかでご連絡ください。

  • LINEからメッセージ(24時間受付・必ずお返事します)
  • お電話の留守番電話に、お名前とご用件

確認後、こちらから必ずご連絡いたします。
※ご予約はお時間に余裕を持ってご連絡いただけますと幸いです。


【院内情報の取材協力】自律神経専門 札幌はるかぜ治療院

院長:尾池直紀。あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・理学療法士の資格を保有しています。

院長・施術内容・料金のご案内


※本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の疾患の診断や治療を行うものではありません。
※施術の効果や経過には個人差があります。症状や経過によっては医療機関の受診をおすすめする場合があります。
※当院は医療機関ではありません。あん摩マッサージ指圧、はり、きゅうの施術を提供しており、診断や投薬は行いません。