突然の動悸や息苦しさ、強い不安に襲われて「これはパニック障害の初期症状かもしれない」と心配になり、このページにたどり着いた方もいらっしゃるかと思います。本記事では、パニック障害やパニック発作がどのような状態かを公的な情報をもとに整理し、初期症状・前兆として現れやすいサインや、早めに気づくことの大切さをお伝えします。札幌で自律神経を専門に施術している私たち札幌はるかぜ治療院がまとめています。

はじめにお伝えしておきたいことがあります。この記事は一般的な情報提供を目的としたもので、診断や治療を行うものではありません。気になる症状がある場合は、まず心療内科や精神科などの医療機関に相談されることをおすすめします。私たち札幌はるかぜ治療院は医療機関ではなく、医療機関での治療を受けながら、自律神経の観点から呼吸や睡眠、姿勢といった生活面をサポートする補完的な立場です。最後によくあるご質問もまとめていますので、必要に応じてお目通しください。

パニック障害とパニック発作とは(公的な定義)

札幌はるかぜ治療院の完全個室の施術スペース
完全個室・完全予約制で、人目を気にせず過ごせます。

パニック障害について理解するために、まずは「パニック発作」と「パニック障害」の違いを、公的な情報をもとに整理しておきましょう。

パニック発作とはどのような状態か

パニック発作は、突然強い不安とともに身体の症状が一気に現れる状態を指します。厚生労働省のメンタルヘルスの情報では、動悸や心拍数の増加、発汗、身震いまたは震え、息切れ感または息苦しさなどの症状のうち「4つ(またはそれ以上)が突然に発現し、10分以内にその頂点に達する」と説明されています(出典:厚生労働省 みんなのメンタルヘルス パニック障害・不安障害)。

つまりパニック発作は、はっきりとした理由がないまま、ごく短時間で強い身体反応が高まるのが特徴です。多くの場合、発作そのものは時間の経過とともに落ち着いていきます。

パニック障害は「発作の繰り返し+予期不安」で考える

一度発作が起きただけでパニック障害と判断されるわけではありません。厚生労働省の情報では、「予期しないパニック発作が繰り返し起こる」ことに加えて、少なくとも1回の発作の後1カ月以上にわたり「もっと発作が起こるのではないかという心配の継続」などが続いていることが、パニック障害を考えるうえでのポイントとして挙げられています(出典:厚生労働省 みんなのメンタルヘルス パニック障害・不安障害)。

発作そのものだけでなく、その後に続く不安や生活の変化までを含めて捉える点が大切です。なお同じ情報では、甲状腺機能亢進症などの身体疾患による症状ではないことを確認する必要があるとも示されています。だからこそ、自己判断ではなく医療機関での確認が欠かせません。

不安症の一種としての位置づけ

パニック障害は、不安症と呼ばれる状態の一つとして位置づけられています。国立精神・神経医療研究センターのこころの情報サイトでは、不安症について「強い不安と共に、動悸、呼吸困難、震え、発汗などの身体症状が急激に生じることが特徴です」と説明されています(出典:こころの情報サイト 不安症(国立精神・神経医療研究センター))。身体の症状と心の不安が密接に結びついている点が、これらの状態に共通しています。

パニック障害の初期症状・前兆として現れやすいもの

ここからは、初期症状・前兆として現れやすいものを見ていきます。なお、ここで挙げる身体症状は公的情報に示された範囲のものです。特定の方の体験談ではなく、一般的な情報としてご覧ください。

身体に現れるサイン(動悸・息切れ・めまい・発汗・手足のしびれ・現実感のなさ など)

パニック発作で現れる身体のサインは多岐にわたります。厚生労働省のメンタルヘルスの情報では、次の症状が挙げられています(出典:厚生労働省 みんなのメンタルヘルス パニック障害・不安障害)。

  • 動悸、心悸亢進、または心拍数の増加
  • 発汗
  • 身震いまたは震え
  • 息切れ感または息苦しさ
  • 窒息感
  • 胸痛または胸部不快感
  • 嘔気または腹部の不快感
  • めまい感、ふらつく感じ、頭が軽くなる感じ、または気が遠くなる感じ
  • 現実感消失、または離人症状
  • コントロールを失うのではないか、または気が狂うのではないかという恐怖
  • 死ぬのではないかという恐怖
  • 異常感覚(感覚まひまたはうずき感)
  • 冷感または熱感

これらが理由もなく突然現れると、強い驚きや恐怖を感じやすくなります。動悸や胸の苦しさから「心臓の病気では」と感じる方もいますが、まずは医療機関で身体の状態を確認してもらうことが安心につながります。

「また起きたらどうしよう」という予期不安の芽

身体のサインと並んで初期に芽生えやすいのが、予期不安と呼ばれる心の動きです。厚生労働省のこころもメンテしようの情報では、発作のあとに「『また発作が起きたらどうしよう』と心配になることが多く、これを『予期不安』といいます」と、やさしい言葉で説明されています(出典:厚生労働省 こころもメンテしよう)。

発作そのものはおさまっても、「次がこわい」という気持ちが残り、それがさらに不安を強めていくことがあります。この予期不安の芽に早めに気づくことが、状態を理解する一つの手がかりになります。

電車・人混み・一人での外出を避けたくなる広場恐怖の芽

予期不安が強まると、発作が起きそうな場所や状況を避けたくなることがあります。こうした傾向は広場恐怖と呼ばれます。国立精神・神経医療研究センターのこころの情報サイトでは、「不安になったときにすぐに逃げ帰れないような、家の外の状況に対する不安」があるとし、その例として「広場、公共交通機関、建物の中、1人で外出すること」が挙げられています(出典:こころの情報サイト 不安症(国立精神・神経医療研究センター))。

電車や人混みを避けるようになった、一人での外出が不安になった、という変化は、初期のうちに気づいておきたいサインの一つです。

初期に気づくことが大切な理由と、受診の目安

札幌はるかぜ治療院で院長が相談を受ける様子
まずは心療内科や精神科などの医療機関にご相談ください。

初期のサインに気づいたとき、どう動けばよいのかを整理しておきましょう。

まず心療内科・精神科などの医療機関に相談を

気になる症状があるときは、自己判断で様子を見続けるのではなく、まず心療内科や精神科などの医療機関に相談されることをおすすめします。不安症の治療については、選択肢があることが公的にも示されています。こころもメンテしようの情報では、「不安障害の治療は、薬物療法とカウンセリングが中心になります」と説明されています(出典:厚生労働省 こころもメンテしよう)。診断や薬の処方は医師が行う領域です。

他の病気が隠れていないかの確認も医師の役割

動悸やめまいといった症状は、心の状態だけでなく、身体の病気が背景にある場合もあります。前述のとおり、厚生労働省の情報でも甲状腺機能亢進症などの身体疾患による症状でないことを確認する必要があるとされています(出典:厚生労働省 みんなのメンタルヘルス パニック障害・不安障害)。他の病気が隠れていないかを見きわめるのは医師の役割です。この点からも、まず医療機関を受診する意味があります。

こんなときは早めの相談を(一般的な目安)

あくまで一般的な目安ですが、突然の動悸や息苦しさ、強い不安を繰り返し感じるようになったとき、「また起きたら」という心配が頭から離れないとき、電車や人混みなど特定の場所を避けるようになり生活に影響が出はじめたとき、こうした変化に気づいたら、早めに相談を検討されるとよいでしょう。早い段階で専門家につながることは、ご自身の不安をやわらげる一歩になります。

医療機関と治療院の役割の違い(住み分け)

医療機関と治療院は、それぞれ担う役割が異なります。両者は対立するものではなく、補い合う関係にあります。ここで役割を整理しておきましょう。

医療機関が担うこと・治療院ができること(比較表)

下の表は、医療機関と治療院のおおまかな役割の違いをまとめたものです。診断や薬による治療は医療機関が担い、治療院は施術と生活面のサポートを担うという住み分けになります。

項目 医療機関(心療内科・精神科など) 治療院(当院)
診断 医師が行う 行いません
薬の処方 医師が行う 行いません
主なアプローチ 薬物療法・カウンセリング・認知行動療法など 施術・自律神経の観点からの生活サポート
役割 治療の中心 生活面の補完的なサポート

私たちの考え方は、医療機関での治療を受けながら、当院では自律神経の観点から生活面のサポートを行う、というものです。減薬や薬の調整については主治医にご相談ください。

自律神経の観点からできる生活のセルフケア(呼吸・睡眠・姿勢)

医療機関での治療を続けながら、ご自宅で取り組める生活面の工夫もあります。たとえば呼吸を整える方法として、まず鼻から4秒かけて息を吸い、しばらく止めてから、口から8秒ほどかけてゆっくり吐き切る、という呼吸をくり返すやり方があります。息を長く吐くことを意識すると、気持ちが落ち着きやすくなります。

睡眠のリズムを一定に保つこと、長時間うつむいた姿勢を続けないことも、自律神経のバランスを意識するうえで大切です。呼吸やツボを使った具体的な方法は、別の記事でもくわしくお伝えしています。自律神経を整えるセルフケアについては自律神経失調症の治し方の記事を、不安を感じたときに試せるツボについては自律神経を整えるツボ8選の記事を参考にしてみてください。

院長の尾池の臨床経験から:姿勢と自律神経の「負のループ」

院長の尾池の臨床経験(13年・延べ3万件以上)から見えてきたこととして、不安や自律神経の不調を抱える方には共通した姿勢の傾向があります。目線が下がり、肩が前に出て、背中が丸まりやすいのです。院長の尾池は、こうした姿勢が胸まわりを圧迫し、呼吸が浅くなることで、不安が強まりやすくなる負のループにつながると考えています。これはあくまで院長の見解であり、すべての方に当てはまるものではありませんが、姿勢と呼吸を整えることを生活サポートの一つとして大切にしています。

札幌はるかぜ治療院の対応(完全個室・予約制・LINE相談)

札幌はるかぜ治療院の完全個室・施術ベッド
院長の尾池が初回から継続まで担当します。

私たち札幌はるかぜ治療院では、不安を抱える方が安心して過ごせる環境づくりを心がけています。ここでは当院の対応について控えめにお伝えします。

人目が気になる方も安心の完全個室・完全予約制

当院は完全予約制で、施術は完全個室で行います。他の方と顔を合わせにくい環境のため、人目が気になる方にも過ごしていただきやすい設計です。院長の尾池が初回から継続まで毎回担当し、お話しいただいた内容の秘密は厳守します。当院がどのような院かは札幌の自律神経専門院のサービスページでもご紹介しています。

LINEでのご相談という選択肢

院長の尾池は、不安の強い方が気軽に相談できる窓口としてLINEを活用しています。日に何度かメッセージが届くこともあり、そのつど耳のツボなどのセルフケアをお返事して、落ち着いていただけるようサポートします。院長の尾池は、LINEで相談する回数が少しずつ減っていくことを一つの目安と考え、最終的にはご自身の力で日々を過ごせる「卒業」を目標にしています。施術では、姿勢を整え、ツボへの働きかけを行い、お話をうかがうという流れを組み合わせ、自律神経の観点から生活面を支えていきます。

ご相談・ご予約について

まずは医療機関へのご相談をおすすめしたうえで、生活面のサポートが必要なときの窓口としてご活用ください。当院は完全個室・完全予約制で、院長の尾池が継続して担当し、お話しいただいた内容の秘密は厳守します。LINEならメッセージで気軽にご相談・ご予約が可能です(24時間受付・ご返信は営業時間内・匿名のご相談も歓迎)。お電話(9:00〜23:00受付)でも承りますが、施術中は出られないことがありますので、必ず折り返します。ご相談だけでも歓迎です。初回の方には特別価格のご案内もしております。

パニック障害の初期症状に関するよくある質問

ここでは、よくいただくご質問にお答えします。いずれも一般的な情報として、医療機関への相談をおすすめする姿勢でお伝えします。

Q. パニック発作は何分くらい続きますか?

厚生労働省のメンタルヘルスの情報では、症状が「突然に発現し、10分以内にその頂点に達する」と説明されています(出典:厚生労働省 みんなのメンタルヘルス パニック障害・不安障害)。多くの場合、発作は時間の経過とともに落ち着いていきますが、感じ方には個人差があります。くり返し起こる場合は、医療機関にご相談ください。

Q. パニック障害は何科を受診すればよいですか?

一般的には、心療内科や精神科への相談が選択肢になります。動悸や息苦しさなど身体の症状が強い場合は、まず内科などで身体の病気が隠れていないかを確認してもらうことも一つの方法です。どの科に相談すればよいか迷うときは、かかりつけの医療機関に相談してみてください。

Q. 治療院に通えば薬をやめられますか?

薬を減らす、やめるといった判断は、主治医にご相談ください。当院は医療機関ではなく、診断や薬の処方は行いません。医療機関での治療を受けながら、当院では自律神経の観点から生活面のサポートを行う、という関わり方になります。

Q. 施術は痛くないですか・完全個室ですか?

施術は完全個室で行い、強い痛みを伴うものではありません。気になる点があれば、施術前にお気軽にお伝えください。院長の尾池が毎回担当し、お一人おひとりの状態にあわせて進めます。

Q. 仕事や家事で日中に行けません。相談だけでもできますか?

はい、ご相談だけでも承っています。当院は朝10時前から夜まで対応しており、LINEでは24時間メッセージを受け付けています(ご返信は営業時間内)。通院のタイミングや内容について、まずはお気軽にお問い合わせください。

まとめ|初期症状に気づいたら、まず医療機関への相談を

パニック障害の初期症状として、動悸・息切れ・めまい・発汗・現実感のなさといった身体のサインや、「また起きたらどうしよう」という予期不安、特定の場所を避けたくなる広場恐怖の芽が現れることがあります。これらは公的な情報に示されている一般的な内容で、特定の方の体験談ではありません。

大切なのは、気になるサインに気づいたら、自己判断で抱え込まず、まず心療内科や精神科などの医療機関に相談することです。診断や薬による治療、他の病気の確認は医師の役割です。

私たち札幌はるかぜ治療院は医療機関ではありません。医療機関での治療を受けながら、自律神経の観点から呼吸や睡眠、姿勢といった生活面をサポートする補完的な立場です。完全個室・完全予約制で、LINEでのご相談という選択肢もご用意しています。お一人で悩まず、必要に応じてご相談ください。


【執筆・監修】自律神経専門 札幌はるかぜ治療院 院長 尾池 直紀

国家資格4種(あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・理学療法士)を保有。臨床経験13年・延べ3万件以上の施術実績。

院長自身、生まれつき左目の視力がなく、20代で右目の矯正視力も0.06以下となる視覚障害を抱えています。視覚に頼れない日々の中で身近にうつ病やパニック障害で苦しむ方々を多く目にした経験から、薬に頼らない自然治癒のアプローチの大切さを実感し、腰痛専門院から自律神経専門院へと転向しました。

札幌市北区で唯一の自律神経専門院として、自律神経失調症・パニック障害・めまい・不眠・起立性調節障害などのお悩みに対応しています。

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※本記事の内容は、一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の疾患の診断や治療を行うものではありません。
※施術の効果には個人差があります。症状や経過によっては医療機関の受診をおすすめする場合があります。
※当院は医療機関ではなく、あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・理学療法士の国家資格に基づく医療類似行為を提供しています。